column2 アロマとハーブ

前回はなぜペットにアロマセラピーを?という内容のお話をしました。質問の中でも多いのがハーブとアロマ、どこが違うのか?どう使い分けるのか?

という点です。アロマセラピーは精油という植物内の抽出物「香り」を使って嗅覚の刺激を脳に伝え自律神経や免疫系、ホルモンに影響を与えます。

ハーブは薬草、香草とも訳され太古の時代から人々の身近にあった植物の中から探し出された薬の代わりに使われてきた植物です。そして精油はそのハーブの中から抽出されます。植物内にある精油の量はほんのわずかですので私たちはハーブをそのまま食べたりお茶にして飲んだりすることができます。世界各地にその土地にあった植物が生育しその土地の人々が自分たちや一緒に暮らす動物たちのために使ってきたのがハーブです。その時の体調に合わせ、植物を摘み取り乾かしたり煎じたりして出来上がってきたのが薬の歴史です。

私たちはハーブというと香りが良い、リラックスできる、など癒しを求めることも多いのですがそのハーブにある成分をきちんと理解し、目的に応じて使い分け健康維持にダイレクトに役立てようとするのがメディカルハーブという分野です。ですから私たちだけでなく動物たちの体調管理にとても役立つのです。フードに混ぜたりハーブティーを飲み水に加えたりすることで手軽に継続的に与えることができます。体質的に弱いところを予めチェックし病気の予防に、季節ごとにかかりやすい疾患の予防に様々なアプローチができます。ハーブ中に含まれる有効成分は極めて少ないので副作用を引き起こしにくいこともメリットとなりますが、植物のよっては強い作用を起こすものもありますから植物イコール安全ではなく、自分たちが使うもの、与えるものをよく理解して使うことが大切です。

まとめますがアロマセラピーは基本的に嗅覚の刺激が中心となります。メディカルハーブは口から食べたり、飲んだりして身体の自然治癒力を高めます。どちらもとても重要で、日常のケアに欠かせないものだと思います。

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